省エネライフTOP >> 施設の暖房と省エネルギーに関する調査報告 >> デパート編



はじめに 施設の暖房と省エネルギー調査報告
デパート編  ホテル編
公共施設編 各施設共通
涼しすぎるスーパー減らし隊
市民アンケートの結果 スーパーの実態調査
札幌市内の主要スーパー聞き取り
おわりに

デパート編 (札幌市内デパート7施設中、6施設より回答)

 
  市民のみなさんに聞きました。

Q:冬のデパートは暖かすぎると感じますか?

はい 88%
いいえ12%
約9割の方が暖かすぎると答えています。「暑すぎて、オーバーを着ていられない」「外気温との差がありすぎて具合が悪くなる」などが多かった意見です。
 
  デパートに聞きました。

Q:冬、利用客から「暖かすぎる」という苦情が寄せられることがありますか?

ときどきある 83% あまりない17%

Q:冬季の関内の設定温度を聞きました。(幅のある回答は中央値をとりました)

 25℃    1件      
 24℃    1件      
 23℃        3件  
 22.5℃    1件      
 22℃          4件
 21℃          
 20℃    1件      

   札幌市内デパートの回答
   東京都内デパートの回答
※東京都内デーパートで暖房は入れないという回答が1件ありました。
 
実態は!〜多くは照明の熱や人が要因〜
  デパートに伺ったところ、暖房は出入り口付近のみしか入れていない、それに開店前や直後のみであるという回答が多くありました。どうも施設では暖房を過剰に入れているわけではないようです。また東京のデパートにも聞いてみましたが、特に北海道の設定温度が高いわけでもないようです。
調査を進めていくと、この「暖かすぎ」のほとんどは「照明の負荷」や「人の熱」によるものであるとわかりました。これらによって施設内は常に温度上昇の傾向にあり、上層階では逆に冬でも冷房を入れていると回答した施設もありました。
 
適正(快適)な温度管理は?
  ほとんどの施設で温度センサーによってフロアごとに温度を管理し、調整を行なっているようです。しかし、同じフロアでも場所や人の込み具合によって温度差ができたり、個人個人の感度の違いもあります。みんなが快適と思う温度管理は難しいようです。また、温度センサーの取り付け場所が限られていて、「センサー付近に商品を置かれると正しい温度が把握できないのが課題である」、と答えたところがありました。この辺りは改善の余地がありそうです。
 
市民の声
  「店員さんの薄着の服装に施設の温度をあわせているのでは?」

デパート側もやはり、この点は悩みどころのようです。「防寒着を着ているお客さん、着ていない従業員。この違いによる店内の温度設定は難しい」と答えた施設が2件ありました。またあるデパートでは、3月には夏物の販売に入り、店員も売り物に合わせた服装になります。社会のニーズに対応せざるを得なく、そうしなければ商売にならないとの声も・・・。
 
デパートの主な取り組み
  私たちの目に見えないところで、各施設とも省エネに取り組んでいることがわかりました。ISOを取得したり、目指している施設もあります。あるデパートでは、社員の残業字には、事前に残業届けの提出を義務付け、閉店後届出に基づいてその部分だけ電気をつけるという徹底ぶり。脱帽しました!
※ISO14000シリーズ:企業が、環境に配慮した事業活動を行なうために、国際標準化機構によって設けられた国際規格。企業が環境に対する負荷を減らしていくための努力目標を設定し、そのための人材教育やシステム構築を行なった結果を認定機構が認証するもの。
   
 
照明
・点消灯の一元管理
・閉店後の一斉消灯
・省エネタイプの機器への取替え
・未使用時の消灯運動(事務所、倉庫、トイレ)
節水
・トイレの手洗い自動水洗化
・トイレの擬音装置
・連続洗浄できないバルブの使用
・厨房の節水啓蒙
・節水コマの使用
空調
・定期的に売り場の巡回で温度チェック
・インバーター省エネ運転
・外気による冷房
・個別空調(事務所)
ごみ・その他
・分別によるリサイクル
・生ごみのリサイクル
・リサイクルハンガーの利用
・ムダムラの少ない各機器の運転方法の確立
・1時間以上使用しないパソコンの電源を切る
   
デパートの事務所では・・・
  賑やかな売り場の奥にある扉を開けてびっくり!そこはまるで別世界。天井からいくつものヒモが下がっていました。それは頭上にある蛍光灯のスイッチを個別にして、席を立つときなど照明を徹底し、節電に取り組もうというもの。華やかなシーンの裏に地道な努力が伺えました。
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