私たちの暮らしや産業にとって電気をはじめとするエネルギーは欠かせないものです。けれども、エネルギーのことは難しいため、国や専門家が考え導くもの。そう思って、毎日いそがしく過ごし、深く考える機会はありませんでした。でも、東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故後、私たちはエネルギーに対しての無関心に気づき、自分ごととしてエネルギーについて考えはじめています。
私たちは、国のエネルギー政策がこどもや孫、その先の世代にまで影響を及ぼす可能性があることを知りました。3・11後、国はエネルギー政策の基礎となるエネルギー基本計画を白紙から見直す、といいました。その見直しを専門家にすべてをゆだねてしまっては、いままでと同じこと。これからは市民(私たち)の思いや気持ちを反映したもの、地域特性をふまえたエネルギー政策つくりが必要と考えます。そのためには、エネルギーについて私たち自身の考えを深め、思いを語り、議論し、対話することができるよう、さまざまな観点、立場からの考えとその根拠となるデータなどの情報が得られるオープンな場が必要と考えます。
今回の「みんなのエネルギー・環境会議 札幌」は、これからのエネルギー政策を考えていくために、原発推進、反原発・脱原発、自然エネルギーの今後等について、多様な意見を聞き、複眼的に物事を捉える機会をつくることを目的として開催します。また開催地である北海道は、自然エネルギーのポテンシャルが高い一方で最大需要地である首都圏から物理的に離れているなど地域特性を生かすための課題もあります。日本のエネルギー政策を考える上で北海道の果たす役割と可能性について、地域が軸になる今後のエネルギー社会のあり方についても意見を交わす場をつくり、今後の議論につなげていきます。
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